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「超」入門 失敗の本質 – 戦略は戦術に勝る

ビジネス書

読んだきっかけ

『失敗の本質』を買ったはいいけど、どうやら難解で読み進めるのは厳しそう・・・じゃあ入門書から読んでみよう!ということで購入。

ざっくり要約

  • 日本の組織は戦略性が欠如してる
  • 戦略 = 指標の設定
  • たまたま見つけた成功法則こだわるから市場の変化に対応できない
  • 成功する方法論をそのまま模倣しがち
  • 戦術は得意だが戦略立案に弱い日本の組織
  • 1つの技術やアイディアを磨くことに専念しがち
  • 人に頼らず組織のシステムで回していく考え方が苦手
  • 「空気」に流されて集団の意思決定をしてしまいがち
  • 上司は現場の実情を把握せずに指示を押し付けないこと

感想

太平洋戦争における旧日本軍の失敗事例から組織論を研究した本で有名な『失敗の本質』を、ビジネス戦略コンサルタントである著者の視点から解説した本。現代のビジネスシーンでも活用できる要素をピックアップして原著の解説をしている。

率直な感想としてはビジネス本としての要素が強いと思った。著者のビジネス論が色濃い。原著の解説本がほしい!という期待で読んでみると物足りなさを感じるかもしれない。

基本的な本の流れとしては、旧日本軍の事例から現代のビジネスシーンに当てはめて解説・・・というもの。具体的なテクニックがとかは書かれてないので、組織論の考え方やアイディアを知るといった使い方になるんじゃないだろうか。

ちょっと内容が中途半端な感じにまとまっている印象が残ってしまった。原著の内容をおおまかに知ることができたから読んでよかったのかもしれない。

コメント