読んだきっかけ
ブログを始めてからアウトプットについて本を読んでみたりしましたが、文章の書き方ついても興味が湧いてきました。もともと文章を書くのは嫌いじゃないし、もう少し良い感じの文章を書けたらなーと思って。
それと、バーバラ・ミント氏の『考える技術・書く技術』は一度挑戦したこともありました。しかし文字ビッシリで分厚つく諦めてしまった苦い記憶のある本。
という挫折もあり、解説本から回り道しようと思って手に取りました・・・が、予想と少し違いました。オリジナルの「ピラミッド原則」を下敷きにしながらも、日本語に合わせたビジネスライティングのコツについて解説してる内容です。
ざっくり要約
- そもそも日本語は論理的に考えづらい言語である
- 論理関係が曖昧になる「しりてが接続詞」は使用注意
- 文章は簡潔に、明確に、具体的に書く
- 書き始める前にピラミッド原則を使ってアイディアを整理しよう
感想
よくビジネス系セミナーで「文章は簡潔に書きましょう」とか「結論ファースト」とか教えられるけど、具体的にどうすればいいかは濁しますよね。その点でこの本は、ライティングにおける方法を解説していて良いなと思いました。
「文は句読点で繋げずに可能な限り単文にして区切る」「論理関係が明確な接続詞を使う」などなど、分かりやすく具体的なテクニックが紹介されています。
しりてが接続詞
特に勉強になったのが「しりてが接続詞」を使わないこと。どういうことかというと、日本語の「し・り・て・が」は複数の意味で解釈できる曖昧な接続詞として使わないようにしよう!と奨励しているんのです。
読み手を混乱させ、メッセージが伝わらないのは一番避けたいこと。でも使わずにいられない接続詞だし、難しいところだなーと。まぁ文章書く時は意識して極力使わないようにしよう。
ピラミッド原則の活用方法
本書前半ではピラミッド原則を使ってアイディアのまとめ方を解説しています。ライティングだけじゃなくとも、プレゼンとか企画書とかビジネス全般で使えそうだなと思いました。
せっかくブログを書いてるので、実践していきたいと思うところです。この本で解説してるピラミッド原則は分かりやすいし、例題も割と出してくれて実践のイメージがしやすいので取り入れやすそう。
中でも「1日1回ピラミッド」は取り組みたいと思った。これはメールなりニュースなりの文章を1日1回分析する練習方法。継続するとロジカルな文章作成がつくらしい。
解説本を読んだので気が向いたらバーバラ・ミント氏の本はまた再挑戦したいところです。
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