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ハーバードの人生を変える授業 – 幸せになる心理学

心理学

読んだきっかけ

YouTubeでメンタリストDaiGoさんの解説動画を見て面白そうだと思ったので。

ポジティブ心理学とか自己受容・自己肯定感について興味が湧いて読んでみた。

ざっくり要約

  • 実践してこそ意味のある知識となる
  • 人生で最も価値あるものは「究極の通貨」である
  • 究極の通貨=幸せ
  • 自分の嫌な部分も含めて認めてあげると心穏やかになる
  • 自分に優しくしよう。セルフコンパッションも大切

感想

タイトルに「授業」と銘打ってはあるものの、アカデミックな話は本当に少なかったです。

講義というよりも、ポジティブ心理学に基づいて幸せに過ごすためのワークショップ集という感じ。学問的な知識を学びたい人にとっては少し物足りないのかもしれないですね。

専門用語が少なく、平易で分かりやすい文章で、しかも1講1講が短くてすぐに読めます。というのもこの本の趣旨としては知識としてただ吸収するだけではなく、学んだ知識を行動に移すことを重要としています。

しかも習慣化することを強く推奨していて、全52講を習慣化しよう!と冒頭で書かれているんですね。だからこその読みやすさなんだなと。

自分を見つめ直すワークブック

本書のワークはどれも自分について知ろうとするところが共通してるなーと思いました。いわば「自分を見つめ直すワークブック」といったところ。

自分の本来好きなことは何か、今どんな感情を抱いているか、自分のコンプレックスを認めてあげられてるか、などなど。ポジティブに過ごすには、自分の価値観を知って、コンプレックス・ネガティブな感情・嫌いな部分を認めてあげるということなんですかね。

こうした自己受容というは、失敗から立ち直る効果がかなりあるのだとか。自信を持つことの大切さはよく知られているけど、自己受容の方が失敗や挑戦に怖がらなくなるみたい。「柔よく剛を制す」みたいな感じですねー

なんだか「自分を成長させましょう!強くなろう!」という「自己啓発あるある」な雰囲気ではなくて、「自分に優しくしようね」といった印象。めっちゃ優しい本です。

自分にやさしくなろう

自分のコンプレックスや劣等感を認めるという点で、前回紹介した『恋愛依存症』を思い出しました。

自己評価を下げてしまっているから他者に依存してしまったり、パーソナリティ障害が生まれるといった本。やっぱ自分に優しくできなかったり、感情に向き合わないと色々よくないんですねー

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