読んだきっかけ
「中田敦彦のYoutube大学」の紹介動画を見たのがキッカケ。
自分にも当てはまる余計な一言があったりして読んでみたくなりました。
ざっくり要約
- 相手を自分の価値観で評価しない
- 相手にレッテルを貼らない
- 公平に冷静に適切に相手と心理的な距離を取る
- まずは相手の意見を受け止める。同意はしなくていい
- 指示を出す時は具体的な言葉で
- お願いする時はハッキリと、でも丁寧に
感想
産業カウンセラーとして長年経験を積んだ著者が、そのノウハウを通常の会話に落とし込んでみたフレーズ集です。
人は知らずしらずのうちに印象を下げたり、誤解を与えるフレーズを使っている。とのことで、「余計な一言」を「好かれる一言」に換えるポイントを141個解説。
一つ一つのフレーズを見開き1ページに収めてサクッと読めます。
ビジネスを想定した内容がメインといったところですが、子育てや日常的な雑談でも活かせそうなフレーズが収録されています。
「グサッ」ときたところを読む
141個もフレーズがあるので全てを覚えるの至難の技です。たぶん忘れてしまいます。
なので、まずはパラパラと読んでみて「あ〜自分も使ってるな〜」というところだけ読みました。そっちの方が頭に残りやすいものです。
リファレンスブック・参考書的な感じで使うのもアリだと思いました。いつか気になった時に読み返すことにしましょう。
レッテルを貼らない
著者がカウンセラーということもあって、各フレーズの解説にもカウンセリングのエッセンスを感じられます。
カウンセリングの世界では「相手のメッセージを自分の価値観でOK・NGの評価をしない」ルールがあるそうです。とりあえず相手の言葉を受け止めると。
相手の気持ちを慮るけど、自分の感情は挟まない。適切に相手との距離を取ってコミュニケーションを取る感じがめっちゃ良いなと思いました。
伝える言葉遣いが良くなるのはモチロンですが「自分と相手が持ってる感情は別である」とちゃんと分離して考えることができれば、自分自身の心持ちも結構楽になるんじゃないかなーと。
「アイメッセージ」で伝える
アイメッセージとは「私はこう思います」という自分の意見を表明するメッセージです。
「自己主張なんて、むしろ関係悪くなるんじゃ?」と思えますが、気持ちの良い人間関係にはむしろ必要なようです。
というのも、自分の意見を言うにあたって「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」という姿勢があるからこそ円滑になるんだとか。
自分の意見を言うだけじゃなくて、相手の意見も受け止めますよ、お互い間違ってないですよ、ということなんですねー
これもめっちゃ良い考え方だなと思いました。
実際のコミュニケーションだと結構「それ違う」とか「自分はそう思わない」とか相手の意見を否定するところから入りがちですよね。
なんで、まずは自分の考えていることを伝えるなり、相手の話を受け止めてから進めようと思った次第です。
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