スポンサーリンク

【読書記録】だれもわかってくれない – ハイディ・グラント・ハルバーソン

心理学

書籍紹介

  • 著者:ハイディ・グラント・ハルバーソン
  • 出版社:早川書房
  • ページ数:304

ざっくり要約

  • そもそも人間は誤解されやすい生き物である
  • 自分が発するメッセージは意外とちゃんと伝わってない
  • 人の脳は物事を認識するエネルギーを節約する
  • 人間はバイアスを通して相手を理解する
  • 脳の認知には「直感的に考えるモード」「よく考えるモード」の2種類ある
  • 「信用レンズ」は初対面の相手が脅威でないかチェックしている
  • 「パワーレンズ」は相手が有用な存在か判断している
  • 「エゴレンズ」で相手より自分が優位に感じれるよう働いている

感想

今回紹介するのは人間のバイアスについての心理学本。

いかに人間はバイアスまみれで誤解されやすい生き物なのか理解し、自分が正しくメッセージを伝えるための方法を説明しています。

最初、自分を正しく分かってもらうためのコミュニケーション本かなと予想していたのですが・・・実際は違いましたね。

認知バイアス以外にも、フォーカススタイルや愛着スタイルなどパーソナリティの分野にも言及しています。フォーカススタイルについては著者の別書『やる気が上がる8つのスイッチ』で詳しく解説しているので、よかったら読んでみてください。

人間は自分中心に物事を見ている

いかに人間は自己中心的に物事を認知しているかが、まざまざと意識させられますね。

特に「エゴレンズ」の第六章。「自尊心について考えすぎかよ!」と思いながら読んでしまうほど。

無意識に自分のことを考えてるんですなー。女性面接官と美人応募者の実験例なんかは顕著。まさに「女性は美人に厳しい」のが科学的に説明されていて面白かったです。

「察してほしい」の限界

常々思っているのですが「察してほしい」というのは無理があるなということ。本書を読んでみてこの考えがより一層深まりました。

ただでさえお互いを誤解しやすい人間なのに、自分から伝える努力をせず、相手に理解を委ねてしまうというのはナンセンスだなと。

これでは「気づいてもらえない・・・察してもらえない・・・」と嘆くのは必然だよなーと思いました。

コメント