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読書の技法 – 読むべき本を選別する

実用書

読んだきっかけ

僕は積読本が山のように溜まってしまいます。それを知りつつも興味を持った本は購入したりしてしまい、ホクホクした気持ちで本棚へ。「もっと早くたくさん本を読めたらな・・・」と考えていたところに、近所の古本屋に格安で本著が置いてありました。

即購入でした。内容は個人的には参考になったし、覚えておきたいなと思ったので、自分なりにまとめました。

ざっくり要約

  • 思ったより人生は短い
  • 読書に費やせる時間は限られている
  • 本を「読むべき本」と「読まなくてもいい本」選別する必要がある
  • 必要に応じて「速読」「熟読」「読書ノート」の3周すべし

感想

「読むべき本」と「読まなくてもいい本」を選別するというのは、僕にとって新しい発想でした。いままで買った本はもったいなくて意地でも通読していた気がします。

本書では読書とはあくまで知識の吸収が目的。もう知ってる知識、今の自分に必要ない情報はバッサリ読み捨てるスタンス。これは効率的だなと思いました。

速読について

速読の章は特に印象的です。著者によれば速読とは「読まなくてもいい本を弾き出すフェーズ」と言っています。

これは本書冒頭に書かれている「人生は短く、読書に費やせる時間は少ない」という考えから来ているものなのでしょう。

世間で思われる本をペラペラと見れば内容が頭に入る「速読」とは違い、あれはただの目の動きだけで意味がないとも。

速読の章は個人的にとても勉強になったのでポイントをまとめました。

  • 「読まなくてもいい本」のスクリーニング
  • 読むべき部分の精査のために行う
  • 速読だけしても知識は頭に入らない
  • 速読は前提知識がないと行えない

この技術をすぐ活用してみたいものですが、今のところ上手くいきません。なにせ1冊5〜30分で速読しなさいと言ってますから。

他の読書術もレベルが高いです。著者は熟達した読書家だからこその内容だとは思いますが・・・

著者の読書スタイル

著者の読書傾向もあってこの本は実用書・ビジネス書を読む人向けという感じです。

小説には当てはめられなさそう。僕は小説も読むのですが、やっぱり小説はじっくり読みたいですね。

小説の捉え方にしても「社会の縮図として類比して読む」「心情を学ぶ手段として便利」「自分が体験できない他者の人生や犯罪体験を擬似的に経験できる」などなど、とても実利的に捉えています。著者の人となりが感じられますね。

アナログな読書ノート

1つ取り入れられないかもなーと思ったのが、読書ノートの取り方がアナログなこと。著者は本にシャーペンで気になった文に線を引き、紙のノートに書き写しているそうです。

読書ノートの取り方は否定しませんが、自分には合わないな・・・いくらなんでもアナログすぎじゃ・・・と思ってしまいました笑

僕はKindleでハイライトを引いて、Evernoteにコメントを添えてまとめています。

本を読んだ量が重要とは思わないものの、早く積読本を消化したところ・・・今回の読書の技法を取り入れて僕の読書生活を加速させられたらいいな。

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